2008年5月15日木曜日

浮世絵 ”歴史編”

浮世絵とは、江戸時代に発達した風俗画の様式の一つです。浮世絵の画家として有名なのは、写楽、葛飾北斎、安藤広重、喜多川歌麿などです。浮世絵といえば、時代劇や歴史の教科書などにも登場しているので、誰でも必ず一度は見たことがあるでしょう。浮世絵の実物を見れば「これが浮世絵か」と納得されることと思います。浮世絵の題材としては、遊里や芝居、相撲などの情景や、役者、美男美女、力士などの似顔絵が中心でしたが、歴史画や風景画、花鳥といった浮世絵もありました。こうした浮世絵は、品位がある作品とは言い難いですが、当時の民衆の嗜好や暮らしぶりがうかがうことができ、なかなか興味深いものです。浮世絵には、肉筆画と版画とがあり、特に「錦絵(にしきえ)」と言われる多色刷り版画は、19世紀末のヨーロッパの印象派の画家たちに大きな影響を与えました。浮世絵は、1人で描かれるものではなく、「絵師」「彫り氏」「刷り氏」から1つの浮世絵が完成します。浮世絵は江戸初期に最初の浮世絵師菱川師宣によって単色墨摺りの版画としてジャンルを確立。西川裕信の門下だった鈴木春信によって多色摺りの錦絵が編み出された。春信以降、六大浮世絵師として、清長、歌麿、写楽、北斎、広重が出てくる。その契機を産み出した春信の浮世絵は京都の西陣織のような江戸の絵ということで東錦絵と呼ばれていた。江戸時代に発達したとあって日本人だけではなく外国人の方からも大変興味深くみられる日本の伝統絵であります。

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